
昔のビデオテープに残した家族の思い出や貴重な映像、そろそろデジタル化しようと思っていませんか?
ただ、いざ調べてみると「業者に頼む方が安いのか、それとも自分でやった方が得なのか…」と迷ってしまう方は多いはずです。
特に2025年現在、ビデオデッキの入手が難しくなり、業者の料金も見直されてきています。
さらに、宅配サービスやキャンペーンの充実で「プロに頼んだ方が安くて早い」というケースも増えてきました。
本記事では、自宅ダビングと業者依頼の費用・手間・品質を徹底比較し、どちらが本当にお得なのかを最新相場で解説します。
ビデオテープのダビング方法とそれぞれのコスト
再生機などを購入して自分でダビングする

最も自由度が高い方法ですが、機材の初期費用がかかります。
どれにダビングするかで変わりますが、必要な機材は以下の通りです。
DVDレコーダーでダビングする場合

- VHSや8mmなど対応のビデオデッキ(再生機かダビングが可能な一体型のデッキ)
- DVDレコーダー(外部入力ができDVDに書き込めるレコーダー)
- 接続ケーブル(RCAやS端子など)
合計で購入費用は中古機材でも2〜4万円ほどが目安です。
DVDレコーダーはものによってご家庭で使用されているDVD/Blu-rayレコーダーでも使用できる場合がありますので、お持ちのレコーダーの取り扱い説明書を確認してみるのも良いでしょう。
パソコンでダビングする場合

パソコンでのダビングに必要な機材は次の通りです。
- VHSや8mmなど対応のビデオデッキ
- キャプチャーボード(USB接続タイプが主流)
- パソコン(動画保存用の十分なストレージが必要。1本約1GB程度になります。)
- 接続ケーブル(RCAやS端子など)
こちらも、DVDレコーダーがパソコンに置き換わった程度で基本的に持っていれば2〜4万円ほどが目安になります。
機材を揃えてしまえば何本でもダビングできますが、再生時間と同じだけの作業時間がかかるため、時間的な負担は大きめです。
ただし、VHSやHi8、miniDVなど複数の種類のテープをダビングする場合は、それに対応したデッキをそれぞれ購入しないといけないため、より高額になり4〜8万円ほどかかる可能性があります。この場合は、本数や時間にもよりますが、機器のレンタルや業者に依頼するのが安く済むことがあります。
再生機などをレンタルして自分でダビングする

機材を買うほどではないけど、自分のペースで作業したい場合におすすめです。
レンタルなら、ビデオデッキやキャプチャー機器を数日〜1週間単位で借りられます。
- 初期費用を抑えられる
- 作業期間が限られるため、短期集中で作業する必要がある
- 機材の返却期限があるため、余裕を持ったスケジュールが必要
レンタル料金は1万円〜3万円程度が多く、本数が少ない場合や一時的な利用には向いています。
ただし、レンタルは基本的に免許証やマイナンバーカードなどの身分証の提示が必要になる他、大きく重いデッキを返却・返送しないといけないので料金は安く済むがやや面倒な作業が発生してしまいます。
業者に依頼してダビングしてもらう

ビデオテープのデジタル化で、もっとも「失敗が少なく、仕上がりに満足しやすい」のがこの方法です。
再生機やキャプチャ機器をわざわざ探し回る必要もなく、劣化したテープを壊してしまう心配もありません。
業者は専用の再生機と高性能キャプチャ・ダビング機材を使い、色補正・ノイズ除去・トラッキング調整など、自宅では難しいプロの調整を行ってくれます。
さらに、ビデオデッキは年々入手困難になっており、状態の良い機材を持っているのはもはや業者くらい。
つまり、「安定した画質で、安全に、しかも手間ゼロ」を実現できるのは業者依頼ならではです。
料金は1本あたり数百円〜数千円程度と、意外と手頃。
しかも最近は宅配サービスやまとめ割引、期間限定キャンペーンなども増えており、「お金も時間も節約しつつ、最高品質で残せる」という最強の選択肢になっています。
業者ダビングの料金相場(2025年版)

レコードデスク
- DVDとスマホへのダビング
- 時間制限なし!:1,500円〜(税込)
- VHSやHi8・miniDVなど一般家庭のテープ全般対応
カメラのキタムラ
- DVDへのダビング
- 初めの60分:1,980円(税込)
- 追加60分ごと:600円(税込) キタムラプリント
- 本数が多いほどお得な「おまとめ割引」も実施中
富士フイルム
1本パック
- 1〜4本:3,300円(税込)/本
- 5〜9本:3,135円/本
- 10〜19本:2,970円/本
- 20〜29本:2,805円/本
- 30〜49本:2,640円/本
- 50本以上:2,475円/本
送料別途2,200円(税込) FUJIFILM プリント&ギフト
ダビングコピー革命
- VHS〜miniDVなど:データ or DVDで1本約898円(税込)から。カビ・テープ切れも修復費込みで定額制 〖ダビングコピー革命〗国内最大級のダビングサービス大切な思い出を残す ダビングサービス業者ガイド
バックトゥ昭和
- 標準画質:328円(税込)〜/本
- ハイビジョン(miniDV等):628円(税込)〜/本
- 各種オプション(MP4変換、USB保存など)も充実
結局どれが安く済む?

結論から言うと、本数が少ない場合(約30本以下)は業者に依頼する方が圧倒的に安く済むケースがほとんどです。
自宅でダビングするには、ビデオデッキやキャプチャ機器、ケーブルなどを揃える必要があり、たとえ中古でも1〜3万円はかかります。数本しかダビングしないなら、機材代がそのまま割高なコストになってしまいます。
一方、業者なら初期費用はゼロ。1本あたり数百円〜数千円程度で依頼でき、さらにまとめ割やキャンペーンを使えば単価はぐっと下がります。
特に2025年は、オンライン型の格安業者が増え、送料込みでも1,000円以下でデジタル化できるサービスも登場しています。
もちろん、本数が多く(50本以上など)機材を安く手に入れられるなら、自宅ダビングの方が最終的に安くなることもあります。
しかし「機材の入手」「作業時間」「画質の安定性」まで含めて考えると、費用・手間・品質のバランスが最も良いのは業者依頼といえるでしょう。
まとめ
ビデオテープのデジタル化は、自宅でのダビングと業者依頼の大きく2つの方法があります。
自宅でダビングする場合は、機材の準備や作業時間がかかるため、特に本数が少ないとコストが割高になりやすいのがデメリットです。
一方、2025年現在は業者の料金相場が下がり、宅配やオンライン対応の格安サービスも増えているため、手間なく高品質なデジタル化を比較的安価に実現できるようになりました。
大切な思い出の映像を安全かつきれいに残したいなら、初期費用不要でプロの技術が活かせる業者依頼が最もおすすめです。
本数や予算、作業の手間を考慮し、あなたに合った方法でビデオテープのデジタル化を進めてください。